パスケースの作製手順
(1) まず、土台となるヌメ革の床面を張り合わせます。このとき、薄い革や柔らかい革を使う場合は、間に芯材を挟むと良いです。(芯材がなければ画用紙などの厚紙でも可能です)
前胴パーツは床面とコバ(黄色ライン部分)を処理しておきます。
(2) 次に土台パーツに前胴パーツをボンドで仮止め。
(3) 最終的に周囲5mmを切り落とすので、菱目はコバから約8mmの位置に打って縫い合わせます。
4隅を面取りすることを考慮して右下の菱目を若干カーブを描くように。
(4) あとは、4辺の余り部分、約5mm分を綺麗にカットして4隅を面取りします。
(5) 必要ならハトメを打ちます。
(6) 最後にコバ処理をして完成です。簡単ですね。
追記
土台の部分を2枚のヌメ革を張り合わせてありますが、長く使っていると接着がはがれてくるのでは?と思うかもしれませんが、コバ処理をしっかりしておけば大丈夫です。
このパスケース、もう4年ほどつかっていましたが、いまでも革が浮くことなく、1枚のようにしっかりとしています。