コバスーパーの使いかた
「塗るだけで艶が綺麗に仕上がる」ということで、SEIWAのコバスーパーを入手しました。
コバ処理はトコノールなどで磨けば良いのですが、芯通しでない革のコバの着色用として使えるのではと思います。
こんな革ですね。
使い方としてはトコノールなどでコバ処理した後にコバスーパーを塗っていきます。
イメージとしてはこんな感じですね。
メーカーサイトでは「切ったコバにそのまま塗っても大丈夫」らしいですが、やはりトコノール等でコバを磨いておいた方が良いと思います。
コバ処理をせずに直接コバスーパーを塗ったら、コバ面の凹凸が目立ってしまうんですよね。
コバスーパーの塗り方
塗り方としては、目打ちや爪楊枝の先端などでコバに沿って塗っていくようですが、慣れないと難しいですね。
メーカーによると「コバからはみ出た場合は、すぐに拭き取ります。」とありますが、ヌメ革などでは拭き取っても残りますからね。
僕はこのローラーペンが一番使いやすいかなと思います。
コバスーパーの色
色も14色あるらしいのですが、革によっては微妙な色がほしい場合がありますよね。
基本的に革の色よりも、やや暗めにする方が良いと思うのですが、ワインレッドの革に合う色が無いのが残念。
一番近い色で赤を塗ったのですが、なんともね・・・。
そこで、赤に黒を混ぜて塗ってみました。
ほんの少し黒を混ぜたら良い感じになりました。
これなら、14色しかなくとも、いろいろな色に対応できそうです。取り合えず黒と白を用意しておけば大丈夫なのではないかな。暗くしたければ「黒」をまぜたり、明るくしたければ「白」といった具合に。
どのくらいで乾く?
基本的には2度塗りが良いらしいですね。ただ完全に乾くのには丸1日かかるようですから時間はかかりますけどね。
百均に行ったらちょうど良いものを見つけました。
カニの足のようですが、それぞれが折り曲げ自由ですから好きな形になります。
コバスーパーを塗って乾かすにはちょうど良いです。
こんな感じです。
コバスーパーの感想
コバスーパーを塗って、乾いても艶があるのですが、逆に艶がありすぎて、なんともフェイクレザーのコバみたいです。また、塗った面も若干ベタッとした感じで、サラッとはしていませんね。このあたりが好みが分かれるところでしょうか。
僕としては「デザインとしてアクセントになるなら良いかな」といったところかな。
最近、レザークラフトの店員さんや先輩に勧められて使っているのがフィービング社の『EdgeKote』とクラフト社の『COBACOAT』。
カラーバリエーションは少ないのですが、コバスーパーよりも塗りやすく仕上がりもいい感じです。