合皮のコバ処理 革を2枚貼りあわせた場合のコバ処理方法

覚書

合皮のコバ処理 革を2枚貼りあわせた場合のコバ処理方法

ホームセンターに行ったら綺麗な合皮があったので購入してみました。

というのも、外での食事やお茶した時など、外したマスク用に、ちょい置きのマスクケースを作りたいと思ったから。
マスクのような衛生用品に動物の革というはイマイチ?。僕の偏見かもしれませんが・・

それはともかく、いざ作ろうとなると、コバ処理で作業がストップ。
合皮の場合、タンニン鞣しの革と違い、トコノールで磨くといった事は出来ないんですね。

今回は僕が行った合皮のコバ処理方法の一例を紹介します。

合皮のコバ処理では、ヘリ返しが良いのでしょうけど、このホックの部分の細かい所ではヘリ返しも難しそうですからね。

2枚重ね合わせると裏地の生地が見えてしまいます。

合皮専用のコバ処理剤というものが有るとは思うのですが、頻繁に使うものでも無いので、何か代用になるものがないかと考えたら、アクリル塗料というのが100均で見つかりました。Seriaで一つ100円。

よく見ると、コバースーパーもアクリル塗料で、同じようなものかもしれません。

100均のアクリル塗料の場合、普通の絵の具のように、水で溶いて伸ばして使うようです。

こちらの方が、トロみというか、硬さを調節できるので、同じものならコバスーパーよりも使い勝っては良いかもしれません。

あまり柔らかく溶くと、水っぽくなって浸透してしまいますし、硬すぎると塗りづらいので、そのあたりは何度か試してみるとつかめるかと思います。

2~3度重ね塗りをするといい感じになってきます。

最初は塗るという感じですが、生地に浸透しなくなったら、今度は盛るという感じでボリュームを出していきます。このあたりは感覚で、何度か行っていくと良い感じが掴めてきます。

最後の仕上げはトップコートを塗ります。透明なマニキュアといった感じのもので、こちらも100均で見つけました。

ツヤも出るし保護にもなると思います。

仕上がりがこのようになります。

ちょっと手間はかかりますが、良い感じに仕上がると思います。
あとは耐久性がどれほどあるかですが、暫く使ってみてから再度、報告してみようとおもいますのでお楽しみに。

-覚書