革に菱目を打つ時や、ホックやカシメなどの打ち台として使ったりと、ゴム板はレザークラフトには欠かせない道具です。
ただ、長く使っていると当然ながら穴ぼこだらけになったり、汚れが付いたりしてきます。
汚れがあると作品にも影響でありますし、穴ぼこだらけだと綺麗に菱目が打てない場合もあります。
![使い古したゴム板](https://leather-craft.work/wp-content/uploads/2021/11/rubberplate-maintenance01.jpg)
厚みのあるゴム板なら、木材をカンナがけするように表面を綺麗に出来るかとも思いましたが、素材的にムリですよね。
そこで、今回は使い古したゴム板のメンテナンス方法を紹介します。
アイロンがあれば直ぐに出来ますのでお試しを。
![Hiro](https://leather-craft.work/wp-content/uploads/2023/07/ava2.png)
取り敢えず、ゴム板の汚れをおとしておいた方が良いでしょう。中性洗剤でハブラシ等を使って穴に詰まった汚れを落としておきます
用意するのはアイロンとクッキングペーパー。アイロンを滑らせる目的ですからクッキングペーパーでなくとも大丈夫。僕はのり付き壁紙のはがす紙の方を使いました
![](https://leather-craft.work/wp-content/uploads/2021/11/rubberplate-maintenance02.jpg)
ペーパーを間にしてアイロンがけをしていきます。アイロンの温度は最高にしました
![](https://leather-craft.work/wp-content/uploads/2021/11/rubberplate-maintenance03.jpg)
全体にアイロンをかけながら、表面が平になったのをペーパーごしに指で確認していきます。
2~3分、アイロンをかけると表面の凸凹がなくなってきます。
![](https://leather-craft.work/wp-content/uploads/2021/11/rubberplate-maintenance05.jpg)
完全に穴が塞がれるのではないですが、突起していた部分が穴に収まるといった感じですね。指でなぞると穴はありますが、平になったのが分かると思います。これで完了。
画像にあるゴム板は厚みが10mmほどですからアイロンの熱で全体が柔らかくなっていますので、平なところに置いて冷まします。
![](https://leather-craft.work/wp-content/uploads/2021/11/rubberplate-maintenance06.jpg)
僕としては、アイロンを出したりしまったりするのが面倒ですが、ほんの2~3分の作業ですから、ちょっとゴム板が気になってきたら行っていけば良いかと思います。
ゴム板を使いこんで「新しく買おうかな」なんて思っているなら、是非おためしを。