以前に作った3つ折りのミニウォレットをリペアしてみました。
リペアといっても、カードホルダーについた汚れだけが気になって、そのパーツだけ張り替えただけですが、これが結構手間がかかりました。
サイフを閉じた時にコインケースのホックが当たる部分。ここが黒ずんでしまったもの。まだサイフを使ってもないのにこれではちょっと気が落ち込みます。
今では作品の保存に注意を払うようになったので、このようなことはないのですが、既に汚れやキズがついてしまったものはどうしても気になります。
とりあえずカードホルダーのパーツを取り替えれるだけだからと、その分の革を用意しました。
丁寧に縫い代を取り除いていきます。革にキズを付けないように慎重に行いました。
と、ここまででやっと気づいたのですが、張り替えるにしても「菱目はどうするんだ？」と。
このパーツは土台や外装とも縫い合わせるので、既にある土台や外装の菱目に合わせなくてはならないんですね。
そこで、剥ぎ取ったカードホルダーのパーツと同じ位置に菱目を打ちました。
こうすれば、前を同じ位置に新しいパーツを取り付けることができますからね。
新しいパーツを菱目に合わせて、もとの通りに仮止めして縫い合わせます。
土台から外装まで剥がして再度縫い合わせたので、コバが乱れまくってます。
しかし、ヤスリで丁寧にそろえてコバを磨いていくと、みるみる内に綺麗になっていきます。
ちょっと革の色は違いますが、日光浴すれば同じ色合いになっていくと思います。
「カードホルダーを取り替えるだけ！」で簡単に始めたのですが、かなり手間はかかりました。しかしながら、その分、達成感と満足感があった作業でした。