覚書

製作と作成 レザークラフトでの言葉の使い分け

セイサクとサクセイ 

レザークラフトで財布を作るのは「製作」か「作成」か。あるいは、型紙を作る時は?

ブログ記事などを書いている時に、ふと「あれ?どっちかな」と考える時があります。

このブログでも、以前の記事を見直して、製作や作成などごっちゃになって使っているのに気づいて、少しづつ書き直しているところです。

いろいろ調べてみると、言葉は同じでも微妙な使い分けがあることが分かりました。

メモ

セイサク』では主に使うのが製作と制作。

サクセイ』では作成と作製

製作と制作、作成と作製 レザークラフトに関して、この4つの使い分けを考えてみました

使い分け

セイサク

まず、「製作」は、一般的には何かを作り出すプロセスを指し、特に手作りや職人技が関与する場合によく使われます。完成品を作るといった感じですね。

「ラジオの製作」とか「製品」「製造」など、「製」を使ったものを作る工程で使うことが多いです

制作」は芸術作品などを作り上げることを表すときに使われます。映画や音楽CD、美術作品、テレビ番組など、クリエイティブなものをつくる時に使います

「映画の制作会社」や「テレビ番組の制作会社」というように使われてます。

サクセイ

作製」はものや設備を作り上げることを表します。機械や図面などものをつくる時に使う言葉で、前述の製作と字が逆になっただけで同じような意味を持っているのです。製作ほど複雑なものではなく、「作製」は少し手軽なものをつくるニュアンスを持ちます。

コインケース部分を作製とかフラップを作製など。

同じ読みの「作成」は、書類や計画を作り上げることを表します。芸術的なものではなく、単純作業的なものをつくる時に使われる言葉です。業務上の書類をつくる時や、就活で履歴書をつくる際に使うようです。 また、物理的なものだけでなく、文書やデータなどの抽象的なものを作り出すことも含みます。

厳密にいうと上記のような使い分けがあるようです。

それを踏まえてレザークラフトでの使い方を考えてみると、

 

財布やバッグを作るという場合は、ひとつの完成品を作るという意味で『製作

コインケースやカードホルダーといったパーツを作る時は『作製

型紙や製作手順をPDFなどにまとめる時は『作成

 

このような使い方が良いかと思います。

このブログでも、これからの記事は上記のように。過去にごっちゃになっている記事は、少しづつ直していきたいと思います。

Hiro
Hiro

日本語というのは素晴らしく柔軟になっていて、例えばレザークラフトで『財布を作る』という場合、「製作」でも「作成」でも、どちらを使っても通じるし、それ自体が間違いではないということ。AIによると「好みでつかっても良い」らしいです。

-覚書