レザークラフトの革包丁は必要か?

覚書

レザークラフトの革包丁は必要か?

道具」というのは、その世界の独特のものが多いですね。

例えばゴルフクラブ。
アイアンなんて、なんでこんな形なのだろうと思う。真っ直ぐ飛ばすならもっと違う形があるだろうと思ってしまいます。

レザークラフトの世界においても同じで、始めて道具を見た時には「?」と思うものが多かった記憶があります。

例えば革包丁。

革を裁断するのだが、断面を真っ直ぐにしたいのに何で片刃なんだろうと。
料理でいえば出刃包丁でフルーツの飾り切りをするようなものではないか。

始めてレザークラフトの本を読んだ時に「革は革包丁で切る」とあったから自然と「レザークラフトでは革包丁を使うんだ!」と思っていましたね。

僕も最初にレザークラフトのスターターセットみたいなものを買ったのですが、その中にあったのが皮包丁。

当然、「革を切る!」となれば革包丁を使っていました。

だけど、どうも持ち手と力を入れる方向にどうしても慣れない。つまり形状に慣れないわけですね。

YOUTUBEでクラフターの動画を見ると、革包丁を使っていとも簡単に裁断しているのを見ると「やっぱり、慣れが必要かな」とは思いますが・・・。

ただ、絶対に革包丁を使わなければならないというわけでもなく、革の厚みや裁断する部分によってはカッターを使った方が上手くいくときがあります。

カッター本体と替刃10枚、それぞれ100円ですからね。

僕も最近では、型紙から革を裁断する時は殆どカッターを使っています。曲線や細かなところは「デザインナイフ」というものもあります。これも100円。

ただ、コバ付近を漉いたりする時は、流石にカッターではムリ。革包丁の方が楽。

つまり、「革を切るなら革包丁」などとこだわることは無いのではと思います。
用途に合わせて自分が使いやすい道具を選べば良いのではないかな。

僕の経験則から「道具は価格無視で良いものを!」と思いますが、100均のカッターでも使う用途によっては「良い道具」となります。

これからレザークラフトを始めよう!道具を揃えよう!という方も、ムリに高い道具を揃える必要はありませんよ。100均のカッターでも十分ですからね。

-覚書