ステンドグラスのようなレザーを使ってキーケースを作ってみました。
以前からステンドレザーというのは気になっていて、機会があったらなにかを作ってみようと思っていたので、試しに取り寄せてみました。
イタリアのTUSCANIA社 ステンドレザー LIGABUE(リガブーエ)実際に手にとってみると「扱いづらい~!」といった感じなんですね。
厚みは1.5mm程度ということだったのですが、型押ししているため、実際は1mm程度の感じで、型押しの凹凸が結構あるんですね。
この凹凸の床面の処理は、内張りをつければどうにかなりそうですが、コバをどうするか迷いました。
商品説明によると、薄く漉いてしまうとエナメル層の強度が落ちるので、ヘリを返して縫うのはオススメできないということ。切りっぱなしでコバ処理剤で対応する方が良いらしいのです。
ただ、この凹凸だとコバ処理も困難になりそうなのは明白。
そこでステンドレザーの外装に枠をつけて内装と張り合わせる方法を取りました。これだとステンドレザーのコバは外に出ることもないし、コバ処理もきれいに仕上がります。
4連のキーホルダーに下方にはチェーン等を繋げられるようにカンを取り付けています。
内装と枠はヌメ革をローパスバチックの紺色で染色しています。出来上がってから思ったのですが、ステンドレザーの色からして黒の方が良かったかと思います。
初めてステンドレザーというものを使ったのですが、仕上がってみると高級感がありますね。作品の見栄えもワンランクアップした感じです。
今度はロングウォレットでも作ってみようかと思います。