最近、ステンドグラスレザーの鮮やかさに魅了され、色々な作品に使ってみたのですが、扱い方が難しくて失敗も数多くありました。
その中でも、上手くできたと思えるのがこのキーケース
![](https://leather-craft.work/wp-content/uploads/2020/03/sg-keycasep02.jpg)
外装はイタリアのTUSCANIA社のステンドレザーで、 MICHELANGELO(ミケランジェロ)という名前がついています。
![](https://leather-craft.work/wp-content/uploads/2020/03/sg-keycasep06.jpg)
悩むのがコバとトコ面の処理で、トコ面は凹凸があって処理しずらいし、なによりもトコ面を見せたくない。
コバも同様で、上側にエナメル層があるため、薄く漉いてしまうと強度が落ちるらしく、ヘリを返して縫うと、エナメル層が裂けて剥離してしまう場合があるとのこと。
![](https://leather-craft.work/wp-content/uploads/2020/03/sg-keycasep03.jpg)
そこで、内張りに1.5mm厚のヌメ革を貼ってトコ面を隠すことにして、外装はヌメ革で枠にして内張りと張り合わせることにしました。
![Hiro](https://leather-craft.work/wp-content/uploads/2023/07/ava2.png)
Hiro
内張りに使う革を1mm厚にしたら、ステンドレザーの凹凸が表面にでてしまいました。多少ゴワつきますが、1.5mm厚以上が良いと思います。
![](https://leather-craft.work/wp-content/uploads/2020/03/sg-keycasep01.jpg)
![](https://leather-craft.work/wp-content/uploads/2020/03/sg-keycasep05.jpg)
これで、ステンドグラスレザーのトコ面もコバも表面には出ないようになりました。
![](https://leather-craft.work/wp-content/uploads/2020/03/sg-keycasep04-1.jpg)
文鎮口金やキーホルダーの金具、なによりステンドグラスレザーなどの原価は高めですが、出来栄えとしては人にオススメ出来るものとなっていますよ。