レザークラフトを始めて、一番気になってきたのが「音」
菱目打ちやポンチで穴を開ける時にハンマーで叩くのですが、その音がどうにもうるさいのです。
昼間ならともかく、夜になると周りには耳障りの音になるようです。
作業部屋があるならともかく、部屋でカンカン叩いていると下の部屋にも気を使うようになってきました。
菱目打ち機を作ろう!
そんな時に見つけたのが「菱目打ち機の自作」というもの。YOUTUBEなどでも作り方がアップされていました。
これは良いと思い、自分も作ろうと思ったのですが、設計図みたいな物が見つからない。木材の型紙みたいのが無いのですよね。
しかたないので、見よう見まねで「だいたいこの大きさだろう」という感じでCADで作ってみました。
hisimeutiホームセンターに行けば、木材もカットしてくれるらしいから、この図面をプリントアウトして持って行きました。
菱目打ち機に必要なもの
木材の他に必要なのは、ドリルチャックと金属用のボンド。後は木材を固定するボルトやナット、ワッシャー、仕上げ用の紙やすりなど。
ドリルチャックは1,890円だったかな。amazonでもっと安いのがあったのですが、amazonPrimeではなく中国からの配送ということでやめてクランプだけを購入。
木材は、2cm厚、9cm幅で180cmを一本。250円だったか。かなり安かったです。
ところがです。かなり大きいホームセンターなのですが、木材のカットは直線のみ。穴あけは行っていないというのです。
結局、30センチを2枚と40センチを一枚としてカットしてもらってきました。
すべて揃えて3,500円くらいですね。金属用ボンドが以外と高く感じました。他に使用する事があれば良いのですが。
製作
家に帰って、自分で作った設計図通りに木材をカットして組み立てたら、以外にも良い具合にできました。余った木材は安定のために、底に取り付けました。
作り方は、YOUTUBEなどにもありますから大丈夫でしょう。簡単な作りですからね。
百均で買ったライトもつけてみました。
ところが、試しに菱目打ちをしてみると、メリッと、しなるような音が。木材だから仕方ないですね。やはり補強は必要です。しっかり固定する金具を取り付けると強い力でも大丈夫になりました。
なにしろ音もたてずに真っ直ぐ綺麗に菱目が打てるのが良い。これで夜中でも作業ができそうです。
菱目打ちの持ち手の形状が四角でもドリルチャックに装着出来ます。本当は右の菱目打ちのように持ち手が丸い方がよいのですが。
最後に反省点
注意する点としては、クランプの可動域がありますので、それに合わせてクランプを取り付ける位置を調整することですね。菱目打ちの長さも様々ですから、余裕を持って取り付け位置を決めたほうが良いと思います。
低すぎるとどうにもなりませんから。高ければゴム板を2枚重ねるとか対処もできますからね。
僕のような木工が未経験の男でも出来ますから、木工経験者なら製品になるくらいのものが出来ると思いますよ。
追記
この菱目打ち機のデメリットとして、「菱目打ちを切り替えるのが面倒」という点を改良してみました。
サイフのような小物に菱目を打つ場合、直線は4本目、コーナーは2本目や1本目と、菱目打ちを切り替えますが、いちいちドリルチャックから付け替えるというのも非常に面倒です。
そこで、ドリルチャックを使わずにプレス機のような使い方が出来るように改良しました。
僕としてはこちらの方がオススメです。