菱目打ち機

レザークラフトの工具

菱目打ち機を改良してプレス機としても使えるようにした

菱目打ち機の不満な点とは

菱目打ち機を作って、実際に菱目を打ってみると、以前に比べ格段に綺麗な菱目が打てるようになりました。

しかし、菱目が綺麗に打てるようになったのは良いのですが、実際にはハンマーで叩いて菱目を打つよりは余計に時間がかかっていると思うのです。

というのも、菱目打ち機だと菱目が降りてくる位置は固定ですよね。レバーを引けば、いつも同じ位置に菱目が降りてくるわけです。したがって、菱目の降りてくる位置に革をあわせなければなりません。

そして何よりも、4本目から2本目などと、菱目打ちを切り替えるのが面倒なんです。サイフなどの小物だと直線は4本目、コーナーは2本目や1本目と、ちょくちょく切り替えますからね。

そこが、この菱目打ち機のデメリットかなと思います。

プレス機に改良

やはり、菱目打ちをあてるのは手でおこなった方が早いですね。

そこで思いついたのがプレス機です。

プレス機ならハンマーで叩く時と同じに左手で菱目打ちを持って行えますからね。

ドリルチャックの代わりにアイスホッケーのパックのような金属を取り付ければ簡易プレス機になるんじゃないかと。

そんな都合の良い部品などありそうで無いのですが、ふと目についたのが、カシメ打ちなどの時に使う打ち台。

これに金属ボンドでナットを取り付ければなんとかなりそうです。

金属ボンドが完全に接着出来るのを待つこと1日。完全に接着を確認しました。

菱目打ち機に取り付けてみると、これがなんとジャストフィット。

ドリルチャックだと、6本目打ちで打っていたのを、コーナーなどの時に4本目や2本目などに菱目打ちを替える時もあるのですが、このプレス機なら菱目を替えるのもなんら問題なし。さくさく菱目が打てます。

補強もしてあるから穴あけポンチも使えました。

今後の改良点

これだけ良いものなら、今度は最初からしっかりした作りにしてみたいですね。
本当なら木材ではなく、金属で形作りたいのですが、費用を考えるとイマイチです。
木材も、もっと厚みのあるもの、硬いものを使ったり、設計をしっかりすれば長く使えるものが出来ると思いました。

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