レザークラフトで革を自分の好みの色に染められたら作品の幅もぐっと広がります。
革の染色といっても、その方法は様々で、人によっても違います。
今回は、家庭でも簡単に革を染色する方法を紹介します。
染色に使う道具
染色する革は、もちろんヌメ革を使います。
染色の際の道具として、ローパスバチック等の染料を用意します。
染料を入れるのにゼリーやアイスのカップがあると便利です。
レザーコートは染料を縫った後の色止め・仕上げに使います。
革に染料を塗る際は、スポンジを使っています。それもキッチンで使う「激落ちくん」といった、水だけで汚れを落とす・・といったもの。繊維が細かいので、僕はずっとこれを使っています。
あと、絵の具などの筆があると細かなところまで染めることが出来ます。
染色の準備
色のチェック用に、実際に色付する革と同じハギレを用意しておきます。
染料を塗る前に、スポンジで革にで湿らせておきます。こうすることで、染料がムラなく濡れるとのことです。
染料を水で薄めてから塗り重ねていくのなら、わざわざ水で湿らせておく必要な無いかもしれませんね。ただ、染料の色によっては(黒や紺など)慎重に行った方がよいかと思います。
革にまんべんなく水分を行き渡らせたら、アイスのカップに染料と水を混ぜます。
染料はローパスバチックの説明では、水で1:1に薄めるとのこと。
1回塗って乾いたら2回め、3回目と塗り重ねていくので、最初は「ちょっと薄いかな~」というくらいが丁度よいかと思います。
まずは、ハギレでチェックします。
革に染色する
好みの色が出来たら本番です。染色する革に水分を含ませます。
水分が乾く前にスポンジで染料を塗っていきます。
最初は塗りムラになりますが気にせずに。
乾いたら2回目、3回目と塗っていき、ムラが無くなるまで塗っていきます。
ですが・・・
僕は、この塗りムラというか、塗リ後のようなラインが好きなので、多少の塗りムラがある段階で終わらせます。
というのも、もともと「全く塗りムラが無い」というのも無理なこと。かえってムラがある方が味がある場合もあります。
こんな感じです。
今回、3回塗り重ねたのがこちら。
仕上げにレザーコートを塗ります。
筆でまんべんなく塗って、乾いたら完了。
ツヤもあってスポンジで塗った感じも出ています。
今回の色は「橙」ですが、茶色と同様に、濃いめの色だと色の濃淡が見られますが、イエロー等の淡い色だと濃淡が目立たなく、革表面に均一に染色したように見えます。
同じ方法でローパスバチックの黄色で染色すると綺麗に染まりました
染料と仕上材について
今回使った染料はローパスバチックという「SEIWA」の製品で418円前後。
仕上げのレザーコートは「クラフト社」で440円前後。
スポンジと筆は100円均一ショッップです。
1000円ちょっとあれば革の染色が出来ますから、興味ある方は一度挑戦してみるといいですよ。
ムラ無く染色したい場合はこちらの方法も参考にしてみてください。
最近はこちらのProDyeもオススメしています