ヌメ革の経年変化とリペア方法

覚書

ヌメ革の経年変化とリペア

先日、ヌメ革で作ったペンケースをリペアしたのですが、思った以上にうまくできたので、ご参考になれば。

これは、たしか5年ほど前に、ウェットフォーミングで作成したペンケースです。

ヌメ革生成りで作って、たしかピュアオイルを塗っただけだと思います。当時の画像です。

その後ですが、出かけにもっていくわけでもなく、普段は机の上に置いたままで、たまにペンをとりだしたりするだけで5年ほど経過するとどうなるのか?

それがこちら。現在の姿です。

汚れはありますが、結構なアメ色になってきています。

本当は普段から栄養クリームやオイルなどで手入れをしていくのですが、このペンケースは何もしていなかったんですね。

それでも5年間、形も崩れずに現役で使っていられるというのですから、革で作ったものって凄いですよね。

とはいえ、こういった張り合わせた箇所がはがれてきたり、コバがささくれ立ったりしてきています。

今回はそれをリペアして更に長く使えるようにしてみました

まずは、この革の剥がれた部分ですが、間にボンドを流して再接着します

接着したら、後はコバを磨けばOK。 これでかなり違います

本体のコバも、ささくれ立ったのを、800番くらいのやすりで磨いて、トコノールやトコプロなどで仕上げます。

たったこれでけの作業で見違えるほどツヤのあるコバに変わります

コバが終わったら本体の手入れ。革専用のクリームで栄養を与えます

仕上げに馬毛のブラシをかければいい感じになってきます

Hiro
Hiro

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