レザークラフトの糸の継ぎ足し方
菱目を打って、「さあ縫い始めるぞ!」となった時に、糸はどのくらい用意したらよいのか?
レザークラフトの参考書などでは、縫い合わせる長さの6~8倍の糸を用意すれば良いというのを読んだことがあります。
ただ、これも革の厚みによっても違ってくるので、このあたりは経験値がモノを言うかな。余り過ぎてももったいないですからね。僕なんかなるべく余りを出さないように、ギリギリの長さを目指しているのですが、たまに糸が足りなくなってどうにもならない時があります。
こんな時ですね。
これは極端ですけどね。
でも、こういった事は、よくあるケースなので、ここで糸の継ぎ足し方をまとめておこうと思います。
糸の継ぎ足し手順
まず、糸が短くなってニッチモサッチモいかなくなる前に、平縫いをやめて針から糸を抜いてコバの外に仮止めしておきます。ちょっと結ぶだけですけどね。
仮止めしたら、針に新しい糸を通して、止めた位置の2つ前に通します。
その位置から普通に縫い始めます。
仮止めしておいたところを通り越したら結びを解いても大丈夫。
余分な糸を根本からカット。糸が飛び出していると目立つので、なるべく根本からカットします。カットした部分に軽くボンドなどを塗っておけば完璧です。
継ぎ足したところの糸が2重になっていますが、許せる範囲でしょう。
最後に
最初から継ぎ足さないでも良いくらいの糸を用意すれば良いのですが、長い距離を縫う場合もあります。そんな時は何度か継ぎ足しながら縫っていく方が楽。糸が長いと縫いづらいですからね。
最初から継ぎ足すつもりなら、継ぎ足す位置を目立たない位置にするとか、何度か継ぎ足すなら間隔を均等にするといった方法も考えられますね。