型紙の作成

LeatherCraftCAD レザクラCADで型紙作り 【カードホルダー】

クレジットカードやキャッシュカードなどのホルダーの型紙を作図する手順を紹介します。

カードのテンプレート

レザークラフトでカードホルダーの型紙を作図する場合、クレジットカードやキャッシュカードの縦横のサイズを調べますね。
「横幅が〇〇mmで高さが〇〇mmだからホルダーのサイズは〇〇mm・・・」とか。

いままで、カードサイズの四角形を作図して、それに合わせてホルダーのサイズを決めていたのですが、レザクラCADでは直ぐにカードが作図できる機能がありました

① 画面も右にあるメニューボタンの中から【リポジトリを開く】を選択します。
ポップアップ画面が出現して、② お札やカードなどの一覧が表示されます。

一覧の中から『CreditCard』をダブルクリックして選択します。

「リポジトリ」って聞きなれない言葉ですが、何かの保管場所といったところかな。要するにテンプレートの保管場所となるのでしょう

するとエディタ画面にカードが表示されます。サイズも書かれています

カードホルダーの型紙を作る

では、このカード図形を基にカードホルダーを作図していきます。

作図したいのはこちらの2つです。

作図の方法・手順は人それぞれ。一つの方法・手順として参考にしてください。

まずは、カードホルダーの一番手前になるパーツから。画面の右のパーツです

まず、表示してあるカード図形に外枠を書いてみます

右メニューボタンから【外枠を作成】を選択し、ポップアップ画面に何ミリかを指定します。

画像ではカードから外に6ミリの枠を指定しています。

『OK』をクリックするとカード図形の外枠が描かれます

次にカードを収めた時に「ホルダーからカードの頭をどれくらい出すか」といった所に直線を引きます。(【直線】を選択して上メニューから『水平または垂直』にチェック)

上部の余分な線を【トリミング】でカットすれば、カードホルダーの手前パーツの大枠が完成します(白い線)

次に内側のホルダーパーツです。

先ほどのカード図形に外枠を書いたもの。(手前パーツを作図する時のコピーを取っておけばよかったですね)

上辺から下に【オフセット】で11mmの複線をかきます。
ここに斜めに直線を引きます。①と②

①と②の幅、ホルダーの底辺ですね。左右対称ならだいたいで良いと思います。

あとは【トリミング】で余計な線をカットすれば大枠が完成です

これでも良いですが、ちょっとデザインを加えると・・・

中心から下に10mmほどのところに【ドット】を打って、左右対称の位置に【ドット】を打ちます。これらの位置はお好みで

(A) 左メニューから【円弧】を選択、(B) 上メニューから『3点指定』にチェックを入れて、先に打っておいたドットに①②③とクリックしていきます

前パーツも同様に行います。これで完成とします。このようなデザインはお好みで行えば良いと思います。

実際に合わせて菱目を打ってみるとこのようになります

追記

もっと細かく突き詰めると、画像では4mmピッチの菱目で打ってあるのですが、やはり菱目のピッチに合わせてサイズを決めるのが良いと思います。

画像をみてもわかるように、ホルダーのつなぎ目に菱目がくるようになっています。

最初に11mmの複線を引いたのはこのためです。

11mmというのは取り合えずといった感じで、実際はもう少し微調整が必要かと思います。

画像では一番上のホルダーの上辺に菱目が重なっていますね。本当なら菱目が1mmほど上にあると良い訳です。ホルダーのつなぎ目のところも本来ならピッタリつけるのではなく、糸の分0.5mmほど開けた方が良いかと。

そのように微調整をしながら作図していくという。まあ、けっこう面倒くさいですが、それを楽しめるようになると面白いですよ。

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