今度はファスナー部分を作製をします。
枠部分と縫い合わせて折り曲がる部分は周りを漉いておきます。
あまり漉いてしまうと縫い代が弱くなってしまうので「程よく」といった感じです。
軽く漉いたあとに菱目を打っておきます。
次にファスナーの調整です。
今回は4号ファスナーを使用。ちょうど良い長さのファスナーは無いので、ファスナーの窓の長さにあわせて調整します。
ファスナーの調整方法はこちらを参考に
長さ調整をしたファスナーを縫い付ける前に、取っ手を作成します。ファスナーを付けてからだとコバ処理など困難になりそうですからね。先に作製しておきます。
余りの革でサッと作ります。
周囲を縫い付けてコバ処理をしておけば完成です。
もうひとつ、ファスナーを取り付ける前に捻引きしておきます。
直線のみで、両サイドのカーブ部分は失敗しやすいので後で。
捻引きしなくとも、トコノールなどでコバ処理するだけでも良いと思います。
ファスナーをボンドで仮止めして菱目を打っておきます。
ファスナー部分を縫い合わせれば完成です。
裏はこのような具合になっています。
今度は枠部分と縫い合わせます。
型紙からマークしておいた菱目用の穴は枠部分とファスナー部分で同じ数ですから、穴をあわせて縫っていけばピッタリと合うようになっています。
一目づつ縫いながら追うようにクリップで止めておきます。これは、縫い合わせた所が緩まないように。
ボンドは使わなくとも大丈夫ですが、少しずつ締めながら一目一目縫っていいくので、ロウ引きの強い糸を使用したほうが良いと思います。
最後まで縫い合わせるとこのような形になります。
ファスナー部分はこれで完了です。
次は外装と合わせて仕立てていきます。