作成手順と型紙

栃木レザーでデブペン型のペンケース Part2 ファスナー部分

今度はファスナー部分を作製をします。
枠部分と縫い合わせて折り曲がる部分は周りを漉いておきます。
あまり漉いてしまうと縫い代が弱くなってしまうので「程よく」といった感じです。

軽く漉いたあとに菱目を打っておきます。

次にファスナーの調整です。

今回は4号ファスナーを使用。ちょうど良い長さのファスナーは無いので、ファスナーの窓の長さにあわせて調整します。

ファスナーの調整方法はこちらを参考に

長さ調整をしたファスナーを縫い付ける前に、取っ手を作成します。ファスナーを付けてからだとコバ処理など困難になりそうですからね。先に作製しておきます。
余りの革でサッと作ります。

周囲を縫い付けてコバ処理をしておけば完成です。

もうひとつ、ファスナーを取り付ける前に捻引きしておきます。
直線のみで、両サイドのカーブ部分は失敗しやすいので後で。

捻引きしなくとも、トコノールなどでコバ処理するだけでも良いと思います。

ファスナーをボンドで仮止めして菱目を打っておきます。

ファスナー部分を縫い合わせれば完成です。

裏はこのような具合になっています。

今度は枠部分と縫い合わせます。

型紙からマークしておいた菱目用の穴は枠部分とファスナー部分で同じ数ですから、穴をあわせて縫っていけばピッタリと合うようになっています。

一目づつ縫いながら追うようにクリップで止めておきます。これは、縫い合わせた所が緩まないように。

ボンドは使わなくとも大丈夫ですが、少しずつ締めながら一目一目縫っていいくので、ロウ引きの強い糸を使用したほうが良いと思います。

最後まで縫い合わせるとこのような形になります。

ファスナー部分はこれで完了です。
次は外装と合わせて仕立てていきます。

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