作成手順と型紙

シンプルな眼鏡ケースの作成手順

眼鏡ケースの作成 型紙作り

眼鏡を作ると同時にケースも付いてきますけど、眼鏡屋さんで貰うケースというのは、何ともカッコ悪いと思いませんか。眼鏡は何度か作ってもらっていますが、気に入るケースを貰ったことがありません。


そこで友人にもお願いされていた眼鏡ケースを作ってみました。
たぶん、レザークラフトではオーソドックスなタイプだと思います。よく見る形ですので、どんなパーツが必要かは分かりやすいと思います。


収納する眼鏡のサイズを測って、「こんな感じかな?」という程度で型紙を製図してプリントアウト。切り取って組み立ててみます。

メガネケースの型紙作りはこちらの記事を参考にしてみてください。

なかなかイイ感じですので、厚紙に貼り付けてしっかりした型紙をつくりました

革の準備

使う革は外装とノーズパットの部分に2mm厚のヌメ革、後は1mm圧のヌメ革を使用します。

今回はローパスバチックの青で染色してみました

1日おいて乾いたらニートフットオイルを塗りこみます。

結構明るいブルーだったのですが、これでグッと紺色に近くなってきます。
落ち着いたらレザーコートで色止めをしておきます。

銀面の処理が出来たらトコ面の処理をします。

Hiro
Hiro

画像には無いですが、トコ面を磨いたら分厚い本などにはさんで一日置きます。こうすると革が真っすぐになってコシが出るようです。

革の用意が出来たら型紙通りに切り抜きます。

仕立て

最初はノーズパットのパーツから。組んでからは出来ないので最初にコバ処理をしておきます。
ホックでも良いのですが、今回はマグネットホックを使います。フラップ部分の内張りになる方にマグネットホックのオス取り付けてから張り合わせます。

反対側は、外装にマグネットホックのメスを取り付けてから内張りを仮止めします。

表からみるとこんな感じになっています

外装より内張りがはみでるように取り付けて、後で揃えてカットします。こうするとコバが綺麗に整いますね。

ここでノーズパット部分にあたるパーツをカシメで取り付けてしまいました。

手順としては、ノーズパットを取り付ける前に内張り部分を縫い合わせてしまった方が作業がやりやすいです。

それでも、どうにか菱目を打って縫い合わせました。

ここまで来れば後は前胴を合わせるだけですが、その前にコバ処理をしておきます。前胴を合わせてからだと、コバ磨きもやりずらいので・・・。

今回はコバ処理にクラフト社の『コバコート』を使いました。

これ、最近お気に入りです。

あとは前胴を合わせるだけ。両側を一度に合わせないで、片方づつ。ボンドで仮止めしてから菱目を打って縫い合わせます。

両サイド縫い合わせて、コバ処理をすれば完成です。

形もシンプルでイイ感じにできたようです。

よく考えればオーダーメイドの眼鏡ケースですね。サイズを測った眼鏡がピッタリ収まりました。

眼鏡ケースの問題点

よくよく考えると、眼鏡には様々な形状やサイズがあるわけで、それに合わせて作らなければならないわけですよね。サイフのように収納するもの(お金やカード)のサイズが決まっているものなら「はい!どうぞ」といった感じで人にもプレゼント出来るのですが、眼鏡ケースとなるとその人の眼鏡の形状やサイズを知ったうえで作らなければならないわけです。
今度は、その辺りを踏まえての型紙の作り方を紹介出来たらと思います。

よくよく考えると、眼鏡には様々な形状やサイズがあるわけで、それに合わせて作らなければならないわけですよね。サイフのように収納するもの(お金やカード)のサイズが決まっているものなら「はい!どうぞ」といった感じで人にもプレゼント出来るのですが、眼鏡ケースとなるとその人の眼鏡の形状やサイズを知ったうえで作らなければならないわけです。

もうひとつは、眼鏡のレンズを傷つけないためにも、スウェードなんかを裏打ちに充てたほうが良いかなと思います。よく使われるのがピッグスエードらしいので、今度はその辺りを踏まえての型紙の作り方を紹介出来たらと思います。

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