少し前、「この財布おもしろいな~」と見たのがエムピウというコンパクトウォレット。
正式には『エムピウ ミッレフォッリエ』という、なんとも力の入らない発音しづらい名前です。
カノンのパッヘルベルみたいな・・・

以前から興味があって、ネットで検索したり、YouTubeでレビュー動画を見たりしてましたから、最近やたらと目に入ってくるようになっています。結構な人気の財布らしいです。
コンパクトながらお札は10枚以上、カードも15枚以上、おまけにコインケースもボックス型となっており、収納力は抜群のスクエア型のウォレットということです。
実際に見たり手に取ったりしたことはないので、動画などで見て「こんな作りになっているのでは?」といった程度で型紙を書いてみました。
型紙をプリントアウトして組んでみると結構いい感じでした。

この感じなら、製作過程ですこしづつ調整していけばなんとなるのではと。

細かなパーツが多くて複雑そうですが、以外とシンプルで簡単な作りになっているなと思います

ボックス型のコインケースと仕切りのあるカードホルダー。今回はパスケースも収めたかったので、カードホルダーより少し大きめのステマチ式のホルダーも追加しました。
カードホルダーとコインケースを合わせると、この厚みが内装の厚みになります

見ての通り、右端のステマチ式のホルダー部分が余計だったかと思いました。
実際に仕上がったのがこちら。結構厚みが出てしまいました

厚みを除けば、後はいい感じに仕上がったかなと思います

本家のエムピウは「ギボシ」で閉じるようになっていますが、マグネットホックを使ってみました

確かにカードの収納力は高いですが、結構深くてカードの取り出しに苦労しそうです。本家は実際のところどうなのでしょうね

実際のつかい勝手としては、男性の場合ですが、尻ポケットに入れるという感じではないですね。
スーツの内ポケットというのもどうかと。
やはり鞄などに入れての使い方となるのでしょうか。

次回はこの厚みをどうやって抑えるか。もうすこし考えてみようなと思います。
追記
作成してから約半年、使い込んでみた様子です。

当初、外装の裏張りにアメ豚を張り合わせたので、ヘリ返しをする予定だったのですが、結構手間と技術が必要だと思い、張り合わせるだけにしました。そのため、重ね合わせたコバはしっかりコーティングしておいたので、それほど劣化という感じはないようです。たまにコバ磨きをすれば大丈夫かなと。

内装のカードポケットあたりは頻繁にカードなどの出し入れで少しへ立ってきたかなと。あと裏張りのアメ豚が少し浮いてきたりしてます。ここは開け閉めのたびに稼働するところなので仕方ないかなというところです。
もうひとつ同じ時期にサイズや内装を変えて作成したもの。
こちらは前バージョンからステマチのポケットを省いたタイプ。カードポケットを2つ残して薄くしたもの。その分横幅の110mmに変えています。

こちらは、最近つかいはじめたのですが、僕にとってはこちらの方が使い勝手は良いかなと思います。
多くの方から、この型紙を希望する問い合わせがありますので、しばらくはPDFでダウンロードできるようにしておきます。
また、以前のように誰かしら悪戯するようでしたらひっこめます(;笑;)
mpmwカードを多く収納する人、ポイントカードや交通カードなど、人によって財布に入れる物や数も違いますからね。ご自身の使いやすいようにアレンジしてみると良いかと思います。
外装のサイズはこちらの記事を参考にしてください。