ロータリーレザーパンチのメリットとデメリット

レザークラフトの工具

ロータリーレザーパンチのメリットとデメリット

最初に買った穴あけポンチのセットがあるのですが、なかなか綺麗な穴が開かなくて困っていました。
切れ味が悪いせいか、力任せにハンマーで叩くのですが、それでも開かない!近所迷惑にもなりますしね。
そこで買ったのが「ローターリーレザーパンチ」というもの。

2mmから4mmの0.5mm刻みで6つのポンチがついています。
ロータリー部分を回転させて、目的のサイズに合わせるわけです。

価格も1500円前後からあるようで、6本の穴あけポンチセットと考えれば結構リーズナブルな価格かと思います。

最大のメリットは騒音の心配が無いことです。マンションや深夜の作業でも安心して使えるところですね。

僕は結構気に入っている道具です。

ただ、良いところばかりではなく、デメリットも多少あります。

まず、穴を開けた後に切った革が目詰まりすること。

ローターリーの中心が空洞になっていて、切りぐすが貯まるようになっているのですが、どうしても切り屑が詰まってしまうのです。続けて穴を開けていくと圧縮された切り屑が穴をふさいで、どうにもならない状態になってしまいます。

したがって、一度穴をあけたら、反対のポンチ穴からピンを指して、詰まった切り屑を押し出すという方法をとっています。

面倒ですが、さほど連続して穴を開けることもないので我慢していますが・・

あとは、構造上、支点から作用点(ポンチ穴)までの距離がありますから、それ以上の革の内側には使いづらいこと。
また、2mmから4mmまでの6種のサイズしかないこと。
さらには、刃こぼれや切れ味が悪くなったら、どうするのだろう?とか・・

いろいろ不安な点もありそうですけど、僕は半年使っていて、なんの問題も無いですからね。
価格も手頃ですから、1つは持っていてもいいかと思いますよ。

穴あけポンチとローターリーレザーパンチでは、どっちが良い?と聞かれれば、騒音を気にしなくても良い環境が整っているなら従来の「穴あけポンチ」が良いと思いますが、マンションなどにお住まいとか、深夜や早朝での作業が多いのでしたらローターリーレザーパンチがオススメするといったところですね。

本当のベストは、2つを使い分けるのが1番良いと思います。

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