作成手順と型紙

スリムペンケースの作成 3/3 仕立て

ファスナー部分が完成したら、外装と合わせていきます。
最初に、外装だけに菱目を打っておきます。

Hiro
Hiro

外装だけに菱目を打っておくのは、デブペンケースの形状からファスナー部分と張り合わせた後に、外側から菱目を打つのは困難なためです。予め外装に菱目を打っておけば、後は菱ギリで通すだけですみますからね。ミスが軽減されます。

ボンドが接着したらゴム板の角などを使って菱ギリで開けていきます。予め外装に菱目を打っているので楽に開けられると思います。

菱目が打ち終わったら縫い合わせます。

縫い終わったらヘリを落として軽くヤスリをかけてコバを整えます。

今回は、コバの色付けに「ローパスバチック」を使ってみました。
ヤスリ等でコバを整えた後にローパスバチックを塗りました。あくまでも色付けですね。

ローパスバチックが乾くのを待ちます。

コバが乾いたらトコノールで磨きます。

ローパスバチックを使った「コバを着色してからコバ磨き」という手順が良かったのか綺麗に仕上がります。

最後にハギレを使ってファスナーの取っ手を作りました。

ファスナーに取っ手を付けたら完成です。

作り終わってみて

以前、「コバに塗るだけで艶がキレイに出る」というのでコバスーパーを使ったのですが、ツヤの出過ぎやベタツキ感が気に入らなかったので、ローパスバチックで染色後、トコノーで磨きました。

綿棒を使ってローパスバチックを塗ったのですが、塗った後はツヤが全くなく、どうなるかと思いましたが、トコノールで磨いていくとツヤも出て良い感じになっていきました。

こちらの方がコバが自然に仕上がるように思えます。
今回は使った色が濃すぎたように思えますので、うまく色を調整したらもっとよくなると思います。

型紙と準備編はこちら

ファスナー部分はこちら

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