クラフト社のトコプロの仕上り具合とトコノールとの比較

レザークラフトの工具

クラフト社のトコプロの仕上り具合とトコノールとの比較

先日、レザークラフトのお店で見つけたのが、クラフト社の『トコプロ TOKO PRO』という、コバ・トコ面の磨き剤。

つい最近発売されたらしいです。
『PRO』と名が付くくらいですから、従来のトコ磨き剤とどれほど違いがあるのか、興味があったので購入してみました。

クラフト社のトコ面磨き剤というと『トコフィニッシュ』があって、こちらは透明なタイプで乳白のSEIWAの『トコノール』と良く比較されますね。

今回の『トコプロ』は見た目はトコノールに似た乳白の液となっています。

トコノールに比べると、若干ですが粘度が高いような気がします。

成分を見るとトコプロは「水性糊 イタリア製ワックス 水性樹脂」
トコノールは「天然糊 天然ワックス 水溶性合成樹脂」と記載されています。

イタリア製ワックスと天然ワックス?細かな違いは合ってもだいたい同じじゃないかと思うのですが・・・

使い方も従来の磨き剤と同じ。
革のコバまたはトコ面に均一に塗り、乾く前にガラス板やスリッカーなどで艶が出るまで磨きます。

なにはともあれ、クラフト社のトコプロとSEIWAのトコノールで仕上り具合を比べてみました。

まず、コバ磨きですが、何も処理をしていないヌメ革でテスト。
上がトコノール、下がトコプロですが、ハッキリ言って違いがどうのという感じでは無いですね。ほとんど同じようで区別がつきません。

ではトコ面ではどうか。
同じヌメ革を使用してトコ処理してみました。左がトコノール、右がトコプロです。

塗った直後の色は、やや左のトコノールが濃く、右のトコプロが薄い感じでしょうか。

ガラス板で磨いた後は、右のトコプロの方がツヤが強く出るようです。

トコ処理した後の、何ヶ月先、何年先も見てみたいと思いますが、それは何年か先に報告ということで。

「LCレザークラフト楽天市場店」では、SEIWAのトコノールが120gで564円 クラフト社のトコプロが100gで445円となっており、100単位ではトコノール470円ですから、若干ですがトコプロが安いかなといったところです。

僕としては、この先トコプロかトコノールの2択になるかなといった感じですが、みなさんはいかがでしょうか。

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