眼鏡ケースの型紙を作図する時の寸法の決め方

型紙の作成 覚書

眼鏡ケースの型紙を作図する時の寸法の決め方

以前に作成した眼鏡ケース

シンプルな形のレザークラフトではよくあるデザインです。一度は作成したことがある方も多いかと思います。

メールで「型紙を公開してくれませんか?」との問い合わせがあったのですが、よくあるデザインですし公開するほどでも無いですが、「型紙だけならメールで送ります」と軽く返事した後に気づいたこと。眼鏡やサングラクってサイズや形状が様々すぎるんですよね。

見た目は同じような形でも鎧の部分の厚みが違うこともあります。

サングラスと普通のウェリントン型の眼鏡。正面から見ると同じようですが、鎧の部分の厚みが違いますよね。

サングラスのサイズを測って型紙を作ったので鎧の大きい眼鏡だと入らないことに・・・

こうしてみると、眼鏡ケースの場合は、収納する眼鏡に合わせて型紙を作るという事になるのかな。


どんな眼鏡でも収納出来るように余裕をもって大きめに作ることも考えられますが、それだと小さめの眼鏡を収納するとガタついて落ち着かないと思いますしね。

オーダーメイドの眼鏡ケース。カッコ良いですね。
眼鏡ケースを頼まれたら、まず「貴方の眼鏡のサイズは?」。作成はそこからですね。

先の眼鏡ケースなら型紙作りは簡単ですから参考に。

基本的な形はこんな感じです。ポイントは2つ。

  1. 前胴のED間とBE間の長さを同じにすること
  2. 眼鏡の厚みを前胴のCD間とAB間の長さの差で調整すること

(1)は前胴を縫い合わせる部分ですから長さを揃えるのは当然のこと。
(2)のCD間とAB間の長さの差がマチにあたるところ。眼鏡の厚みに合わせて長さを調整すれば良いと思います。

サイズが決まれば形状に丸みをつけたりフラップ部分の装飾をしたりすればお気に入りのデザインで作成できるはずです。

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