組み立て
ードホルダーを取り付ける前に、上部だけを先に菱目をうっておきます。
この上部だけコバ処理をしておきます。今回はどうしてもアメ豚のコバが目立ってしまうので、EDGEKOTEで色付けとコバ強化をしました。
この後に上部の菱目を打った所だけ縫い合わせておきます。
内装となるカードホルダーパーツを取り付けます。左右の高さを合わせて、サイドと下部分をボンドで止めておきます。
カードホルダーの切れ目に合わせて菱目を打っていきます。左右は切り落とすことを考慮して5mmほど余裕をとります。
左右とも縫い終わったら、サイドの余裕をとった部分を切り落とします。
ここは慎重に。あらかじめディバイダーで線を引いて、よく切れる革包丁かカッターで。両面テープで定規を固定するとミスなくできるはずです。
切り落としたサイドとボトム部分です。外装の内装の色が違いますから、コバコートなどで色付けしても良いのですが、今回はフェニーチェのナチュラルで、そのままの色を残しました。
最後に札ばさみの金具を取り付けます。
札ばさみもメーカーによって直径が違うので、それに合わせて縫い合わせる位置を変えます。
札ばさみを挟んで、両面テープでとめてから菱目を打つと決まります。
札ばさみに不具合が出来た時などに取り換えが楽にできるように、接着剤は使わずにきつく巻き付けるような位置に菱目を打ちます。
きつすぎて札ばさみが通らないのはダメ。緩かったら何か足せばよいのです。
ここの糸は頑丈にと、ビニモの1番を使用しました。札ばさみを締め付けるように縫い合わせていきます。
これで完成!
結構いい感じにできました。所要時間2時間くらいですから、興味ある方は挑戦なさってみてください。
追記 札ばさみについて
参考までにオススメの札ばさみを紹介しておきます。
今回使用したのは、クラフト社の札ばさみで、たしか1個900円くらいだったと思います。
amazonなどで1個400~500円程度で売られているのもありますが、あまりお勧めはできません。
右が協進エルの札ばさみ。左が安価の札ばさみです。
太さもサイズも若干違いますが、注意したいのが下の支点のところ。折り畳みナイフでいうところのピポットの部分ですね。
右の協進エルのようにしっかりとしたものがいいです。安価の方は金属そのものも柔らかい感じで耐久性に不安があります。頻繁に開いたり閉じたりする部分ですから、長く使えるしっかりしたものを選ぶ方が良いかと思います。