学生の頃なんかは、サイフ一つ持っただけ出かけていたものですが、最近は、ちょっと出かけるにも、何かと持ち物が多くなったような気がします。
その一つがスマホ。コートやジャケットを着ている時期なら、胸ポケットなどにも入れられますが、夏の薄着の時期にはパンツのポケットに入れるしかないですよね。
男の場合だと、お尻のポケットの右にサイフ、左か前のポケットにスマホという事になりますね。僕はこれが嫌なんですね。
スマホをポケットに入れるのではなく、腰のベルトに下げられるケースが作れたらと思いました。
レザークラフトでスマホケースと検索すれば、かなりの数がヒットしますから、デザインの参考には充分ですよね。
今回はベルトにも付けられて、落下にも耐えられるようなスマホケースを作成しようと思います。
革を型にはめ立体的なケースを目指します。
まずは、スマホのサイズに合わせてコピー用紙で試作。
「だいたいこんなもんだろう」くらいの感覚で型紙を作成して革を裁断。全て2mm厚のヌメ革を使いました。
ケース正面部分の立体をどう作るかが、今回の課題です。
レザークラフトの本などで、よく見かけるのが、濡らした革を木型などに嵌めて形をつくるものですが、木型を作るのも大変なので、実際のスマホをサランラップで包んでスマホカバーを付けてみました。
サランラップはスマホを水から守るため。カバーを付けたのは、少しの余裕をもたせるためです。
これを型として立体のパーツを作ってみようと思います。
一日乾かしてみるとしっかりと形ができていました。
それを縫い合わせるとケースが完成。2つのパーツを縫い合わせるだで形になりますから簡単といえば簡単ですよね。
最終的にはこうなりました。
カバーを付けて型をとったので多少の余裕があります。
横からみてもジャストフィットといった感じで、ケースの中でスマホが暴れることも無いようです。
反省点
どうにか形にはなったのですが、仕立ての手順を考えずに行ったせいか、途中からにっちもさっちもいかなくなって
「あっ!これダメだな」
と、諦めムードになったこと。
どうも全面の型とったパーツと背面のパーツを縫い合わせるのが上手くいかなかったためだと思います。
どうせダメなら試作ということで・・・
となって、いろいろ試してみようとなってしまいました。
必要もないのに、フラップにレースを編んだり、バスケットの刻印で模様を付けようとしたり。だいたいが、刻印自体が間違えて網目になっていないのですよね。
あとはベルトループをつけたり、コバもコバスーパーで磨いたりとか、いろいろ試してみました。
反省ばかりの作品になってしまいましたが、時間があれば再挑戦しようと思います。